2011年6月23日木曜日

タイル 「亀と鯛」 Penrose Tile Type B

谷岡一郎 著「エッシャーとペンローズ・タイル」PHPサイエンス・ワールド新書 より

谷岡氏がエッシャーへの鎮魂曲として捧げた、「ペンローズ タイル タイプB」の変形「亀と鯛」をSolid Edgeで作成してみた。

タイル 「亀と鯛」

エッシャーとペンローズは、気になる存在である。そのうち、数年前に見たエッシャー展での感動を載せたい。

この非周期タイルは、ペンローズにより発見されたもので、基本形は2種類のひし形「FatとThin」と呼ばれている。ひし形の外形に凹凸を付け、きっちりはまるようにしても、並べるのは簡単ではない。
外形の凹凸、表面の絵を工夫するとさまざまな形のタイルができるようだ。

1.下図が、ペンローズ タイル タイプBの基本形であるが、このように並べると周期的パターンとなる。

Penrose Tile Type2 Basic
2.下図は、外形に凹凸を設ける時のルールである。外形の凹凸をMnとRsとする。
「Fat」では、Mn、Rsは、頂角72°の頂点P、Qを回転中心に凹凸の関係をつくる。
「Thin」では、Mn、Rsは、頂角144°の頂点P’、Q’を回転中心に凹凸の関係をつくる。

外形への凹凸ルール
3.Mn、Rsが重なるように並べてみる。
タイル
4.「亀と鯛」の下図と絵(Adobe Illustrator 使用)
下図

絵付け




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