新機能の一つビッグサイズレンダリングは、展示会などの作品作りに朗報である。
この機能により、高画質で大サイズの作品がつくれます。
ただし、分割レンダリングですので、レンダリング後に画像を統合して一枚にする必要があります。
B1サイズ(B0サイズも可能です)のレンダリングを例に、その仕方を記載する。
1.まずレンダリング結果を保存するフォルダーを作成しておく。
2011年9月20日記載手順と同様に、¥Utilities¥INIDIRSで開いた画面の「Big render projects:」ボタンを押して保存フォルダーのリンクを登録する。
2.レンダリングしたい画像を準備する。
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準備 |
3.高画質大サイズレンダリング用のパラメーターファイルを作成し保存する。
-1.「high」のボタンを押す。1’のように1:3に変更される。
-2.画像サイズを設定する。
今回は、B1サイズ(1030x728mm)で150dpiの画質に設定してみる。ピクセルに変換すると6083x4299pixelとなる。2の欄に計算値より少し大きめの6100x4300を入力する。
-3.セーブパラメータボタンを押して保存する。ファイルは、1で作成した「Big Render」ホルダーに入れておくとよい。
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パラメーターファイルの作成 |
「Utilities」より、「Big renders」を開く。
1.「Import parameter」で先ほど保存したパラメーターファイルを指定する。
2.「Tiling」の設定、入力値を大きくするとタイリングが細かくなる。下図の場合タイリング数が小さすぎて、赤い数値表示になっている。これでは、レンダリングできない。タイリング数を増やす必要がある。
3.出力画像の種類を設定する。
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レンダリングの設定 |
タイリング数(下図は4x3=12、もっとタイリング数を増やしてもいいが、画像統合時に作業が増える)を決めたら、「Render next tile」を押し、レンダリングする。「Ato・・・」にチェックを入れると自動で次々にレンダリング出力される。
注:何回かポップアップが出るが、よく分からないので「OK」を押した。
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レンダリングの開始 |
4.レンダリング結果
BigRenderフォルダーに保存されたタイリング画像。
タイリング画像を統合した画像6100x4300pixelの画像が得られたが、下図はweb用にリサイズした。