2011年11月4日金曜日

製本した写真集を作る! その4

次はいよいよフォトブックの作成についての番ですが、フォトブックを作成するモードに入ると写真の画素数が足りないなど警告が出たりしますので、あらかじめ写真については十分な品質のものを準備しておくことが大切です。
また多くのユーザーが写真集を公開していますので、参考にするといいと思います。
http://club.kantan-mybook.jp/index.html

そこで、最初の目次に追加して、写真撮影、他を追加します。

2.写真撮影

 最近は、コンパクトカメラでも1000万画素を越える高画質撮影が普通になっています。 そんな中で、写真集に要求される画素数は、600万画素(画像モード:6M[3000×2000])程度ですが、絵の写真集は、写真編集(切り取り、変形など)を前提としますので、画素数は1200万画素(12M[4000x3000])での撮影がおすすめです。
http://fujifilmmall.jp/pbd/product/index.html#c02

それと、撮影に際しての2~3の注意点を記しておきます。


 2-1.撮影環境を整える(均一な光)
 撮影対象である絵やスケッチに均一な光を当てる。経験上、太陽光(晴れの日)で、直射日光や影が当たらない場所が適しています。しかし多くの場合、室内で撮ることが多く、特に美術館や画廊などの絵の架かっている壁を見ると良くわかりますが、ほとんどの場合照度ムラや色かぶりがあります。勿論、フラッシュ撮影は論外ですので考えないほうがよいでしょう。

 私は、美術館や画廊での撮影の際は、ほとんど中央部重点測光、ISO感度を1600、シャッタースピード1/125secで撮影していますが、撮影スタート時に画像品質を液晶モニターで確認しています。多くの場合、露出アンダー気味のほうが、深みのある画像が得られます。

 それから、額の影が絵に大きくかかるものや、ガラスが付いているものは、後加工がたいへんなので撮影しないことが多い。

 2-2.撮影対象の周辺も撮影する(色かぶり除去:ニュートラルコントロールポイントの設定)
 撮影対象(絵、スケッチ)の周辺に白い部分をいれて撮影します。この白い部分は、撮影後の写真補正で利用します。美術館や画廊などでは持ち込むことができないので、壁の白やネームカードの白を一緒に撮影します。

 2-3.撮影対象の特徴を理解する(斜めからも撮影)
 油絵の場合、特に厚塗りした絵や保護ワニスを施したものは、反射光が気になる場合があります。このような場合は、撮影角度を変えて撮影し、撮影後、編集ソフトで画像ゆがみを補正します。

 水彩画は、通常ガラス額入りですが、このガラスを外す必要があります。その場合、パネル貼りしてあれば問題ないが、紙単体の場合は、紙の支えや紙の凹凸の光や影など注意が必要です。

 スケッチの場合は、通常F4サイズ程度で、あまり問題ないが、裏写りに気をつけます。
紙が薄い場合や極端にスケッチが濃かったり薄かったり描かれている場合は、裏や次ページに描かれたものが一緒に撮影されます。これを防ぐために、黒色紙を次ページに挟んで撮影します。

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